小学2年の時に私のお教室に通い始めたRくん。
今年高校受験で見事第一志望校に推薦で合格しました。
実は彼は左利き‥
漢字もひらがなも、右で書くから流れができていて、左利きの人にとっては筆順などとても書きづらいと感じます。
初めは右で練習していましたが、筆を持つのも力を入れる事も難しく、途中から断念して左で書くことにしました。
自分の思うように書く事ができず『綺麗な字』を知っているだけに自分の中の理想の字にならず、悔しくてせっかく一生懸命書いた書き初めを学校へ提出しなかったこともありました。
そんなR君も今では自分の字に自信がつき、稽古中、真剣な表情で取り組み、手本もなしに大人顔負けの字を書きます。これから先、履歴書などを書く事もあるでしょう。
学生の頃の書道は小学6年生または中学生までの生徒さんが多い中、彼の継続の力は指導者の私でも頭が下がります。
継続して得たものは一生の宝物となるのだなぁと感じます。
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