いまさらですが、自己紹介をさせていただきたいと思います。
私は金沢在住の書家の野村芽里と申します。
元看護師で20代は東京の大学病院で小児科、外科、最後は緩和ケア病棟に近い環境で働かせていただいておりました。
私にとって天職だと思って勤めていましたが、あるきっかけがあり、大学病院を辞めざるを得ず、5年半ほどで東京を離れ、地元の金沢に戻ってきました。
看護師という職業は本当に尊いと、常に思っており、同期で入った子や、学生時代の仲間はまだ現役で勤めていますが、本当に尊敬しています。
私が看護師を辞めたきっかけはいつかお話するかもしれないのですが、書道を教えることになったきっかけは、実家に帰った際に母が書道教室をしていたため、子供だけ私が手伝うことになったためです。
もともと祖母にお習字を習い、高校まで続けていましたが受験があり辞めてしまいました。
東京に出たことがきっかけで、母の師匠である髙木聖雨先生に出会い、初めて本格の〝書〟を学ぶことになりました。
私にとって未知の世界で、お弟子さんはみんなすでに一流の書家の方ばかり。
毎回のお稽古は片道1時間かけて、半紙をたった4枚(課題を自宅で書き上げたもの4書体)をもって添削をしていただいていました。
時には夜勤明けで頭がぼーっとしながら通っていたこともあります。
次に続く‥
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